2021.01.26
【君は、何のために「働く」のか】
渋沢栄一 絶対に後悔しない働き方、幸せになる働き方
竹内 均 編・解説 三笠書房 刊
●2021年のNHK大河ドラマは「青天を衝け」です。新一万円札にもなる渋沢栄一は、明治時代に官僚を経て実業家に転身し、様々な企業の設立や経営に携わり、「日本の資本主義の父」と呼ばれた人物です。
●彼の著書には、「論語と算盤」や本書「君は、何のために働くのか」などがありますが、どれも経営課題を論語に根ざして解決していく考え方が書かれています。●企業理念や経営者の資質、仕事の仕方などは、現在的でも通じる問題ばかりです。
●著書である「君は、何のために働くのか」の中の、「ビジネスパーソンに必要な、基本中の基本スキル」に「七つの素養」というものがあります。その七番目には、「7.忍耐力があること。一度従事した仕事はそれを完成させるまで諦めないという心がけ、すなわち忍耐力が最も必要である。このような辛抱があり、長年の経験を積んでこそはじめて成功者たり得るのである」。