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2021.02.04

【 水素の色 】

●脱炭素社会を描く中で、「ブルー」や「グリーン」といった色で表すことが多くなっています。●その中にあって、水素の製造プロセスにおけるCO2排出量などの環境負荷度合について、カラーイメージで識別することが世界的に広まってきています。

●脱炭素社会を描く中で、「ブルー」や「グリーン」といった色で表すことが多くなっています。●また、欧米や日本を中心に脱炭素社会の実現に向け、新たな燃料としての水素の重要性が議論されています。●その中にあって、水素の製造プロセスにおけるCO2排出量などの環境負荷度合について、カラーイメージで識別することが世界的に広まってきています。

●ドイツ連邦政府は2020年6月、「国家水素戦略」を採択しました。国家水素戦略の策定に先立ち、どのように生成された水素ならば環境負荷が小さく、かつ効率的なのか、どういった水素の生成と利用を推進していくべきなのか、という議論が経済界や産業界で活発化しました。こうした観点から、政府は生成方法により水素を以下の4つの「色」に分類し、区別しました。(イエロー以下は追加)

■「欧州の供給ソース及び生成方法による水素のカラー分類」(ドイツ政府による国家水素戦略等より)

グレー水素 : 化石燃料、特に天然ガスから生産される水素。生産には二酸化炭素の排出が伴う。
ブルー水素 : 水素を製造する過程で生成される二酸化炭素を回収・地中貯留(CCS)することで、二酸化炭素排出量正味ゼロを達成して生産される水素。
グリーン水素 : 再生可能エネルギー起源の電力を用いて生成される水素。
ターコイズ水素 : メタンの熱分解によって生成される水素。炭素は気体ではなく固体となって生成される。
イエロー水素 : 原子力発電による電力を用いた水の電気分解によって生成される水素。
ブラウン水素 : 石炭から生成される水素。生産にはかなりの量の二酸化炭素排出が伴う。
ホワイト水素 : 他の製品生産プロセスの中で副産物として生成される水素。