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2020.12.03

【ON/OFFする遺伝子】

●あなたの能力はあなたが獲得したものですか?それとも親からの遺伝で元から備わっているものですか?●もし、良いも悪いも、遺伝が元から備わっていてどうすることも出来ないのであれば、私たちの努力は報われないのでしょうか。

●あなたの能力はあなたが獲得したものですか?それとも親からの遺伝で元から備わっているものですか?●もし、良いも悪いも、遺伝が元から備わっていてどうすることも出来ないのであれば、私たちの努力は報われないのでしょうか。

●いや、あなたの努力は報われます。NHKスペシャル「シリーズ人体Ⅱ遺伝子」では、「遺伝子は、人間の可能性を制約する仕組みではなく、むしろ、未来への可能性を最大限に広げるための仕組みである」とのテーマを掲げて、遺伝子の仕組みを解説しています。

●新型コロナウィルス用のワクチンにも、免疫応答を促すコロナウイルスタンパク質に遺伝的指示(DNAまたはRNAの形式)を使用するDNAワクチンなど、遺伝子を利用した新薬開発が急速に進んでいます。●いったい「遺伝子」とは、「DNA」とは、「ゲノム」とは「遺伝子のon/off」とは何でしょうか。

●まず、整理するために「DNA」「ゲノム」「遺伝子」を知りましょう。●「DNA(デオキシリボ核酸)」は、ひとつひとつの細胞の核の中に入っている、遺伝情報を担う物質で、2重らせんの形をしています。「ゲノム」は、人が持つ全DNA情報のことです。「遺伝子」は、全DNAの中で最終的に体の中で、必要ないろいろなタンパク質に変換される部分のことで、全DNA2%程度にしかすぎません。

●遺伝子以外のDNAは、これまで何の役にも立たない「ゴミ」呼ばわりされてきましたが、これらの部分の研究が進むにつれて、がん、認知症、アレルギーなど、さまざまな病気から体を守る働きをするDNAがあることがわかってきたのです。

●これまでは、「生まれ持った遺伝子は死ぬまで不変」と言われてきましたが、最近の研究では、「生まれた後にも遺伝子は変化する」ことがわかってきたのです。●DNAには「スイッチ」のような仕組みがあって、on/offの切り替えによって、遺伝子の働きがガラリと変化すると言うのです。

●遺伝子は最初からすべてがONの状態ではなく、スイッチが入っているのはほんの一部だけだそうです。●最近の研究では、食事や運動などの「生活習慣」によって、「病気の予防にかかわる遺伝子」DNAスイッチが変化することがわかってきました。

●あなたが、もし、自分の能力に自信がないのなら、自分でDNAスイッチをONにして、試してみてください。●あなたの中のDNAが「ガチャン」と音を立ててスイッチが入り、本来あなたが持っている力が湧いてくるのを感じるのではないでしょうか。