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2020.10.08

【アリストテレス】

 プロジェクトの語源は、「全体は部分の総和に勝る」というアリストテレスという言葉からきています。

 プロジェクト・アリストテレスとは、グーグルが2012年に開始した労働改革プロジェクトの総称のことです。  プロジェクトの語源は、「全体は部分の総和に勝る」というアリストテレスという言葉からきています。

 このプロジェクトの目的は、「効果的なチームを可能とする条件は何か」で、社内で最高の業績をあげているチームに焦点を当て、チームの生産性を高める秘訣を探ろうというものでした。 約4年の歳月と何百万ドルもの研究費を費やしたプロジェクトと言われています。

 調査をはじめる前、Googleの経営陣は、最高のチームをつくることは、最高の人材を集めることであると信じていました。 最高のエンジニアに、MBA、博士を集めれば、最高のチームのでき上がりそうですが、それはまったくの間違いでした。

 Googleが発見したのは、心理的に安全な環境にあるチームのメンバーは、離職率が低く、個性を生かしやすく、結果的に、成果を上げられやすくなるということでした。 最高のチームをつくる方程式は、私たちの期待よりもずっと主観的なものでしたが、この5つの要素にフォーカスすることで、ドリームチームができあがる可能性を高められることがわかりました。

 その5つとは、「信頼性」(チームメンバーは、基準をクリアする品質の仕事を、決められた時間内に終わらせることができる)、「構造と透明性」(チームメンバーは、明確な役割、計画、目標を持っている)、「意味」(チームメンバーは、仕事に個人的な意義を感じている)、「影響」(チームメンバーは、自分たちの仕事には大きな意味があり、社会全体の利益にプラスの影響を与えると信じている)、「心理的安全性」の5つつでした。

 心理的安全性とは、「psychological safety(サイコロジカル・セーフティ)」という英語を和訳した心理学用語で、チームのメンバー一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態のことを指します。 より身近な表現として、「チームの中で自分が自分らしく働いている状態」や「安心して何でも言い合えるチームだと感じる状態」と言い換えることもできます。